屋根が心配!カバー工法と葺き替え工法はどっちがいいの??

私たちの住んでいる日本は雨が多いですよね

さて!!皆さんは、雨を表す言葉をどの位ご存知ですか?

春の雨を表す言葉

雨水(うすい)雪よりも雨が多くなり草木が芽を出すことを表します。

花の雨(はなの雨)桜の咲くころに降る雨。肌寒く感じますよね。三分咲き位の時に降ると桜の開花が遅くなり楽しむ時期が長く、満開の時期ですと散ってしまいます。

他にも:春の霙(はるのみぞれ)・春時雨(はるしぐれ)・啓蟄の雨(けいちつのあめ)・木の芽雨(このめあめ)・彼岸時化(ひがんじけ)・菜種梅雨(なたねづゆ)・花時雨(はなしぐれ)・春雨(あるさめ)・穀雨(こくう)・藤の雨(ふじのあめ)などがありました。

夏の雨を表す言葉

青時雨・五月雨・喜雨・薬降る・梅雨・梅の雨・送り梅雨・筍流し・虎が雨・走り梅雨・雷雨・夕立・紫陽花の雨・夏時雨・・・など

秋の雨を表す言葉

台風・秋驟雨・秋霖・雨冷え・秋湿り・秋黴雨・秋入梅・・・

冬の雨を表す言葉

時雨・朝時雨・片時雨・北時雨・北山時雨・雪時雨・横時雨・霙・寒九の雨などなど

どんな雨の場面で使うのか??分からない言葉もありますが、多くの雨を表す言葉がありますね。それだけ日本は雨が多いという事なのかもしれませんね。四季別にしてみましたがどの季節もまだまだたくさん雨を表す言葉はありました。

ず~と昔、縄文時代よりもっと前から人類は雨対策を行ってきましたよね。社会の教科書にも出ていました。当時から雨漏りは課題だったのです!!

そして今も!! 私たちの会社には多くの雨漏りのご相談があります。

ご相談の状況と内容

  • 経年劣化とメンテナンスをしてこなかった屋根の相談…(^^;) 
  • 他社でメンテナンスをしてもらったら!!雨漏りが起きた!!という気の毒な方もいました。
  • 天井にシミが出来ている?? 最近それが大きくなっているような気がする??
  • 押入れやクローゼットが湿気が多い。カビも出ている
  • 壁紙が剥がれてきた

どんな種類の屋根があるのでしょうか??

  • 瓦(和瓦・洋瓦)
  • スレート(コロニアル・カラーベスト)
  • セメント瓦(プレスセメント瓦・コンクリート瓦)
  • 金属屋根・トタン屋根
  • ガルバリウム鋼板
  • 自然石粒付ガルバリウム(ジンカリウム鋼板)
  • ステンレス
  • 銅 神社・お寺などに多いですが古民家なども銅を使っています。などもあります。

皆さんのお宅の屋根はどの種類ですか?

この中で全くメンテナンスをしなくて良い屋根材はどれでしょうか?

歴史が長い瓦!! 金属のステンレス!!新しい屋根材のガルバリウム!!

答えは!!残念ながらありません…

形あるものはいつか壊れる! 諸行無常…です

どんなに大切にしていても劣化していくのが自然の摂理です。ただ選ぶ商品によってメンテナンスまでの期間は15~50年と幅があります。

選ぶ基準はもちろん価格も大切ですが、メンテナンスをする建物にどの位の期間住むかを考えるのも良いと思います。

屋根工事を行う前に考えること、行う事。

「雨漏りが起きた!」や「屋根の劣化が酷く雨漏りの可能性があるかも??」という場合を例に考えてみましょう。

まずは、KAPENの無料診断を依頼してください。

それと同時に、皆さんが考えなくてはいけないことは何でしょうか?

1、直すか?直さないか?

2、この建物に何年住むのか?子どもや孫まで住むのか?もしくは将来売却するのか?

  売却する可能性がある場合の注意点!

中古住宅が購入後に雨漏りしたときは、中古住宅の売買契約の内容に応じてではありますが、基本的には売主が直す可能性があります。

中古住宅においても、契約の目的物に瑕疵(基本的な品質が欠けているなどの欠陥)がある場合は売主の責任となる「瑕疵担保責任」が適用されます。という民法があります。売却時に雨漏りはトラブルの原因になりやすいです。

参考:瑕疵担保責任とは

3、2が大まかに決まったら、未来像・使用年数・生活していて困っていること・夢(こんなのがあるといいのに~)を私たちに伝えてください。お客様のご希望に合う御提案書や御見積書を作成します。

この時、補助金や保険などが使えないか?などをKAPENで検討します。該当するものがあれば御提案時にお知らせしています。雨漏りの原因が台風・強風・雹・雪・落下・飛来物などが原因の場合は保険(加入していれば)が使えること、国や県などで補助金があることもあります。

4、御提案書や御見積書を見ながら予算などを含め、安心できるまでご質問をしましょう。

5、色などを選びましょう!最近は色も豊富にありますので、ぜひサンプルなどを見ながら選んでくださいね。

1~5のように進んでいきます。

私たちKAPENの仕事はお客様の建物を少しでも長く維持できるようにお手伝いすることです。

  ↓の営業がお客様の思いと不安をしっかり聞きますので安心してください。

いつもニコニコ 営業の山本です

お話をすること、聞くことが大好きな

営業の山中です

しっかり者で気遣いができる 幸田です

 大切な屋根工事をしっかり確認・修理・見守ります。

建物を長く維持するために大切な場所は屋根だと思います。ここが雨漏りすると建物本体がダメージを受けます。

屋根工事で一般的な「葺き替え工法」 と 「カバー工法」の説明を写真を見ながら説明をします。

葺き替え工法 と カバー工法 とは何か??

どう違うのでしょうか?工事方法をご説明しますね

葺き替えとは

今ある屋根材をすべて取り外し、新しい屋根に交換する方法です。

古い屋根材を取り除くため、屋根全体が新しくなります。

葺き替えを行うのは屋根自体を支える野地板まで劣化している場合、瓦などで古い屋根材が重い場合、また屋根材の厚みがありカバー工法ができない場合も吹き替えます。このように1枚1枚剥がすので、カバー工法よりも少々日数がかかるんです(^^;)

 

下↓の写真を見てください。本来あるルーフィング(防水シート)は細かくなり、防水機能は全くありません。その上、瓦も割れやズレが起きていたので雨漏りが酷い状況でした。

 

室内はこんな感じです。

 

広範囲の雨漏り修理を行う場合は葺き替え工事の方が、屋根の基礎部分を綺麗に取り換える事もできるので、屋根が新しくなるというイメージになります。

 

撤去瓦の一部を使って庭やエントランスや家庭菜園の枠にして素敵なワンポイントを作っていた方がいました。写真を撮ってこなかったことが…ずっと後悔になってます 😥 

カバー工法とは

今ある屋根を綺麗に洗浄し、その上にルーフィングを張り新しい屋根材を重ねて施工する方法です。

古い屋根を取り外さずに行うため、工事期間が短くなることもメリットですが、断熱効果、防音(減音)効果もあります。

薄いとは言っても、屋根材が2重になるのですからやはり違いは感じます。

葺き替えは屋根全体を新しくするので根本的な問題解決が期待で30~50年後のメンテナンスでは価格を抑えたカバー工法を行うことができます。

症状別おすすめ工事

一般的な症状・状態から行われる工事方法は以下のとおりです。

屋根の状態
セメント瓦・瓦屋根
以外
 セメント瓦・瓦屋根
小さなヒビや割れ 補修工事+塗装  補修工事・取替工事・塗装
大きな損傷や多数のヒビ   カバー工法・葺き替え  葺き替え
雨漏りがある カバー工法・葺き替え  葺き替え
築年数が30年以上  カバー工法・葺き替え  葺き替え

費用相場は?

カバー工法の費用は、

屋根の広さや使用する材料によって異なりますが、おおよその相場は以下の通りです。

屋根の形や面の数で価格は変わります。

屋根面積と費用相場について

多くのネットで言われているのが

屋根面積 20坪 費用相場は60~100万円

30坪 80~130万円  40坪  140~200万円 と書いてあるものが多いです。

大まかではありますがKAPENも同じ位です。しかし価格だけで選ぶことはとても危険です。

施工後、不具合が起きKAPENに相談に来るお客様の多くが価格重視のお客様が多いです。

雨漏りの修理はとても難しいです。なぜ?国家資格がないのか不思議なくらいの職人技と技術力と知識が必要です。

困った時はまずはKAPENにご相談ください。

カバー工法は古い屋根の撤去がないため、工期が短く、費用も抑えられます。

葺き替えの費用相場は?

葺き替えは人件費と撤去費用などの掛かるので、カバー工法よりも価格は高くなります。

屋根の形や面の数で価格は変わります。

屋根面積 20坪 費用相場は130~160万円

30坪 140~180万円  40坪  190~250万円 と書いてあるものが多いです。

注意!!アスベストを含む古い屋根材がある場合

撤去費用が追加されます。アスベストは健康被害が問題になりましたね。

アスベスト(石綿)は、非常に細かく丈夫な天然鉱物繊維で、以前は屋根をはじめとした多くの建材に使用されてきましたが、発がん性が問題となり、現在では製造・使用が禁止されています。

しかし、昭和30年(1955年)ごろから平成16年(2004年)にかけて施工された住宅や建物には、今もアスベストを含む建材が残っている可能性がありますが、見た目では判断が難しいです。

建築分野では、以下のような用途で使われていました。

  • 吹き付け材(耐火・耐熱目的)
  • 保温材・断熱材
  • スレート屋根・外壁材
  • 内装材

その為、アスベストを含んだ建材を使っている場合、特別な対応を必要となるので追加費用が必要でなんです。このように施工する職人にはお客様・職人本人を守るためにも専門の知識が必要です。

 相見積もり」は必要??

私たちとしては、ぜひ他社さんと相見積もりをしてほしいです。もちろん、その為に私たちとご縁が無くなることもあるでしょう。それでも、他社の見積書はぜひ見てほしいです。KAPENとしては見積書はお客様の建物の健康診断書だと思っています。

見積書には工事を行うための情報が書いています。KAPENの見積りは分かりやすく、何にどのくらいかかっているのか?などもしっかり書いてあります。

塗装は安くありません。選択肢があることはお客様にとても様々な気づきがあり、相場が分かります。ぜひ高額な買い物ですので勉強してみてください。

塗装は大きな建物に行うのでトラブルが多い工事のひとつです。

屋根塗装で雨漏りが起きることがあります。その雨漏りの相談を受け、葺き替え工法・カバー工法のご提案をすることになるのがとても気の毒です。

施工事例写真

カバー工法

棟板金と貫板を外しています

屋根材の上にルーフィングを張ります

屋根材は下から上に

 

 

葺き替え工法

セメント瓦はすべて取り除きます

野地板の上にルーフィングを張ってから屋根材を張っていきます

綺麗になりました。雨漏りの心配はないです

カバー工法

黒くなっている箇所から雨漏りが起きています。

屋根は14~20日で完成します

瓦屋根を一枚ずつ剥がし、下していきました。この作業は人海戦術です。

屋根はすっかり軽くなりました。また、瓦が落ちることもなく、地震などでも安心です。

①撤去

②補修

3完成

葺き替え工法とカバー工法の違いは写真で見ると分かりやすいですね。

家の悩みや心配な事は、KPENまでご連絡ください。

お待ちしています