外壁塗装は雨でも可能?塗装中の雨は?外壁塗装と雨について解説

外壁塗装を考えている、あるいは塗り替え中という場合「もし塗装の途中で雨が降ってきたらどうなるの?」と気になっている方が多いのではないでしょうか。外壁塗装は雨が大敵であり、基本的に塗装は中断となります。今回は、外壁塗装中の雨について、なぜ雨が降ると作業できないのか、雨が降った場合工程はどうなるのかなどについて解説します。

 

1.雨と外壁塗装

雨が降ると外壁塗装はできません。外壁塗装は塗料を外壁に塗りますが、塗った塗料はしっかり乾燥させる必要があります。塗装には雨だけではなく、雪や多湿、低温なども影響を及ぼします。

 

1-1.雨が降ったら塗装できない?

雨が降ったら外壁塗装はできないと考えておきましょう。外壁塗装は何よりもしっかり乾燥させることが大切です。塗料を外壁上に塗って完全に乾燥させると「塗膜」とよばれるコーティングができ、外壁を紫外線や雨風から保護する力が大きくなります。もし乾燥が十分でない場合は保護効果を発揮できず、外壁の劣化を防げません。一般的に塗装は、気温が5℃以下(または10℃以下)や湿度が85%以上ある状態ではできないとされています。また、雨や雪が降っている、強風や結露あるいは霜が降りている状態でも同様です。

 

1-2.雨が降ると塗装できない理由

雨の日は、塗料に雨が混ざって塗りむらや水泡ができる、あるいは雨で塗料が流れて仕上がりが悪くなります。また塗料が雨によって濃度が薄くなって持ちが悪くなる、湿気で塗料が乾くのに時間がかかるといった理由で塗装できません。塗料が完全に乾いていないのに重ね塗りすると、ひび割れができたりクレーターのように表面がなめらかではなくなったりなどの、不具合の起きる可能があります。

 

外壁塗装は塗料を一度塗って終わりではなく、通常、一度塗っては乾燥させることを繰り返して何回か塗り重ねます。10℃以下など、温度が低くすぎるときは塗装面が乾くまで時間がかかるため、塗り重ねることがなかなかできません。

 

2.雨が降ってもできる作業

外壁塗装は塗装の前に高圧洗浄などの下地処理が必要です。雨が降ると塗装はできませんが、一般的にはその他の作業で雨が降ってもできるものをすすめることが多いでしょう。

 

2-1.近所へのあいさつ

外壁塗装工事をする際には騒音や臭いなど、近所の方には多かれ少なかれ迷惑がかかります。工事の前にあいさつしておくことでその後のトラブルを防げるため、近所へのあいさつは必要です。雨など天候不良の場合、塗装はできなくてもあいさつ回りはできます。

 

2-2.足場設置・設置前の確認

足場の設置は外壁塗装には必須です。雨の日でも作業できますが、あまり雨が強くないときに限ります。足場は重い部材を組み立てなければならず、雨が強いとすべりやすいため事故につながる危険性があり、その場合は見送りになることもあります。

 

2-3.高圧洗浄

雨でも外壁塗装の前に下地処理として、外壁にもともとついているコケや汚れを高圧の水で洗い流す、高圧洗浄は可能です。雨が激しい場合は視界が悪くなって足元が見えづらくなり危険なため、中止になることもあります。

 

2-4.飛散防止シートの設置

足場を設置したら、塗料が周囲に飛ばないように飛散防止シートを張ります。足場の設置とセットになった作業であり、雨でも可能です。

 

3.外壁塗装中の雨への対応は?

雨が降ると塗装はできません。では、塗装中に雨が降ってきた場合どうなるのでしょうか。

 

3-1.塗装当日の雨

塗装の当日雨になった場合、塗装は中止になります。降水確率が50%を超える予報があると中止する業者が増えてくる傾向です。中止を決めるタイミングはその業者により異なり、前の日に明日は雨になりそうだからと中止を決めるところや当日の朝決めるところがあります。連絡が早朝の時間帯の場合、連絡がつかないこともあるため、あらかじめ連絡がつきやすい時間帯を業者に伝えておきましょう。

 

3-2.下地処理後の雨

下地処理(高圧洗浄など)後に雨が降った場合、完全に乾燥するまでは次の作業に移れません。前述のように高圧洗浄や足場の設置、飛散防止シートの設置などは可能です。

 

3-3.塗装中の雨

塗装している途中に雨が降ってきたらその時点で作業は中止になります。途中まで塗った部分は雨がやみ、しばらくしてから乾燥したことを確認してから塗り直しです。その日雨が止まなければ別の日に塗り直します。しかし中には雨がそれほど強くないことを理由に強引に作業しようとする業者もいるため注意しましょう。作業が中止になったら、のちのスケジュールが変更となるため確認する必要があります。

 

3-4.塗装後の雨

塗装が終了し塗料を乾かしている間に雨が降った場合、塗料がどれくらい乾燥したかを業者が確認し、不足している場合は塗り直しとなります。業者によっては塗り直ししないところがあるため確認することをおすすめします。

 

4.まとめ

雨が降ると塗装の作業はできません。雨が降ると予想される場合は、塗装以外の工程である高圧洗浄などの下地処理や、足場や飛散防止シートの設置などの作業をすすめることが多いでしょう。また塗装中に雨が降ってきた場合は塗装前の段階なら延期、塗装中であれば後日塗り直し、乾燥中の場合は状態を見て、乾燥が不十分な場合は塗り直しします。

 

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