遮熱塗装実験第2弾 ~器具を使って確認~

KAPENは大きな倉庫・工場などの遮熱塗装も得意としてます

遮熱塗料はまだ歴史が浅く、日進月歩で進化している状況です。KAPENでは時間を見つけて実験をしながら、お客様にとって良い商品を提案できるように勉強をしています。メーカー各社の遮熱塗料は効果に多少差があり、強み・弱みなどがあるようです。それらを弊社なりに理解し、実験を行い、できる限りニーズに合わせた提案を行えるようにしたいと思っています。KAPENが使用している塗料は「NCK㈱ アドグリーンコートです https://www.nck-sales.co.jp/adgreencoat/ 」

実験の準備 (-ω-)/

このかばんに入っている実験道具が今回の遮熱塗装の熱さを確認する道具です。

 

① 白熱ライトをセットします。左右の金属箱の中に温度計が入っています。

② コンセントを入れます。

③ 左側の金属箱には一般塗料。右側の金属箱には遮熱塗料。ライトの高さは約20㎝。左右の金属箱の真ん中に来るように調整して。ライトをONにしました。

いよいよ実験開始です (^^)/ 

どちらも13.7℃です。(室内は18℃、エアコンはOFF、箱の中を室内、箱の表面を外壁と仮定します

 

 

室内の温度計は17~16℃を示していますが、外壁の温度は34.8℃でした。表面を触るとほのかに温かい感じでした。

 

実験開始20分後、電球と左右の金属箱が温かくなってきたので、温度も上がっていきます。室内の温度計は左39.5℃と右37℃を示しています。

 

左側表面温度は75℃をでした。表面を触ると熱く、長く触ることはできません。

 

電球の温度は174.7℃を超えています。

40分位の短い時間での実験ですが金属箱内部設置温度計では約3℃の差が出ました。

みなさまへ

夏には40℃を超える日もあり、36℃以上の真夏日が連日続くことが増えているように感じます。学校・工場・倉庫などの中にいる子ども、従業員の生命に危険を及ぼす可能性が高く、エアコンなどをかけても効きが悪く、ランニングコストが高くなります。

また、冬季は寒さを遮熱し、室内の熱を逃がさない効果もNCK㈱の実証実験で結果が出ています。

若い世代は職場の環境を重視します。寒暖差の激しい工場・倉庫・事務所などで我慢しながら仕事をしたがりません。また、技術力と知識のあるシニア世代の健康を守り、長く働き技術の伝承をする機会に遮熱塗料がお役に立つとKAPENでは考えています。

最近では幼稚園・保育園などからのご依頼も増えております。一般住宅でも選ぶ方がいます。一般塗料より少し価格は上がります。塗替えまでの期間も少しですが短くなります。それでもここ数年の電気代の高騰を考えると、10~15年後の支払い合計は遮熱塗料を選択しても、価格の上がってきている一般塗料と比べた場合、ほとんど変わらないか、お得になってきているのではないでしょうか。

電力・石油の高騰、気温の変化などにおいて遮熱塗料はSDGsな生活と地球環境を守る小さな一歩になると思います

~ KAPEN遮熱塗料の実験より ~