建物の外壁塗装が必要なことは理解できても、何故、外壁塗装が必要になるのかは今一つはっきりしない方が多いのではありませんか。とくに、新築後10年を経過した住宅は、外壁塗装をするべきといわれています。外壁塗装を行うと見た目は格段にきれいになりますが、それ以外にもメリットがあるのです。今回は、外壁塗装のメリットについて細かくご紹介します。
1.そもそも外壁塗装とは
外壁は、家の外側にあたります。直射日光に照らされながら、雨風やちり・ほこり・排気ガスにもさらされています。外壁は常にさまざまな影響を受けているのです。しかも、新築で建ってから、1年中365日そのような環境下にさらされ続けています。それだけに、外壁塗装を施行することで、さまざまなメリットを受けるのです。メリットは塗装する外壁に限らず、建物の中身にも及びます。次章で数あるメリットについて、詳しくご紹介しましょう。
2.外壁塗装のメリット
外壁塗装は、建物の美観を高める働きがメインといえますが、さらに外壁そのものを保護する大切な役割もあります。また、外壁塗装で使用する塗料の種類や、施工方法でさまざまなメリットが現れてくるのです。
2-1.外観を美しく整える
外壁塗装の第一のメリットは、美観の向上です。外壁塗装を行うと、それまでとは見違える美しさが演出されます。外壁塗装を実行するだけで、建物の見た目は大きく変わるのです。
環境にもよりますが、建物は経年劣化により汚れが付きやすくなります。しかし、しっかりした外壁塗装を施行しておけば丈夫な塗膜ができ、セルフクリーニング効果を発揮するようになるでしょう。つまり、汚れにくい外壁が維持されるのです。
2-2耐久性を高める
外壁塗装を定期的に実施することで、外壁の耐久性は高まります。なかでも、フッ素系塗料は、耐久性が優れており風雨や直射日光にさらされる外壁の塗装でも、約15年～20年ほど効果があるといわれています。耐久性向上は建物にとって大きなメリットです。
また、外壁の塗膜がしっかり施工されていると、雨水が内部に浸水することを防ぎ、雨漏りや湿気で建物内部が腐敗することを避けることも可能です。外壁塗装が適正に行われると、確実に外壁の寿命は延びます。
2-3.防水性や透湿性を強化
外壁の建材のなかには水分や湿気に弱いものもあります。そのような建材も塗装によって防水性を高めることで、内部への雨漏りを防ぐのです。また結露防止のため、水分を遮断し湿気は通す透湿性も重要で、外壁を塗装することで透湿効果は高まります。住宅では外壁から雨漏りすることも多く、屋根だけでなく外壁塗装もしっかり施工することが求められます。防水性向上で外壁や屋根の耐用年数が延びるのもメリットです。
2-4.防火効果がある
強力な火災は難しい面もありますが、外壁塗装がしっかりと行われていると、塗膜がしっかりとでき上がり、熱を遮断する効果が発揮されます。このような防火効果により、万が一、外部から延焼があっても、一時的に遮り消防車がくるまでの時間稼ぎができます。
2-5.断熱効果
外壁塗装による断熱効果で室内が冬は暖かく、夏は冷房効果が高まります。また、断熱効果が働くことで、エアコンなどの冷暖房の設定温度を抑えられ、省エネ効果も期待可能です。
2-6.遮熱効果
遮熱効果は、屋根や外壁を照らす直射日光が反射することで、外壁や屋根表面の温度上昇を抑える働きで、室内の温度変化を軽減するメリットです。とくに、夏場の冷房効果を高める働きがあり、また断熱効果のある塗料と併用すると、冬場の室温も安定します。断熱効果と同じように省エネ効果も期待できます。あわせて、紫外線の影響を抑制することで、外壁の劣化を防ぐ効果も期待でき、外壁を長持ちさせることもできるのです。
3.外壁塗装にデメリットがある？
外壁塗装のデメリットはほぼ見当たりませんが、あえていえば、外壁塗装を行うには費用がかかる点でしょうか。外壁塗装は約10年程度で繰り返し実施します。そのつど、メンテナンス費用が発生するので、計画的に準備しておくことが必要です。しかし、外壁塗装を定期的に行わなければ、外壁にいろいろな弊害が発生し、建物本体へのダメージが起きることもあります。それを避けるためにも、外壁塗装は必要なのです。
4.まとめ
以上、外壁塗装のメリットデメリットについてご紹介しました。外壁塗装は、建物の外観を印象付ける大きな働きの他に、住居の寿命を延ばすなど、さまざまなメリットがあります。また、信頼できる業者による定期的な外壁塗装のメンテナンスが必要です。
「株式会社KAPEN」は、埼玉県日高市旭ヶ丘にあるリフォーム会社です。日高市や周辺地区から首都圏一帯の皆様の外装リフォーム工事はもちろん、外壁塗装も承ります。
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