住宅本体を守る外壁塗装のひび割れとは?種類や原因を解説!

住宅の本体を守るのが外壁です。多くの外壁は建材のうえを塗料で塗装されています。そういった外壁がひび割れすることもあります。外壁のひび割れを大別すると、2種類です。塗料の塗膜にひび割れが発生する「ヘアークラック」と、外壁本体に発生する「構造クラック」です。その他にも「乾燥クラック」「縁切れクラック」「開口クラック」もあります。本記事では外壁塗装のひび割れについて、詳しく解説しましょう。

 

1.ほとんどの外壁は塗装される

日本においてほとんどの外壁は、塗装がされています。外壁の塗装は建物の見た目を引き立て、住宅の個性となります。10年・20年と長く暮らす住居だけに、家の外面である外壁にもこだわることは大切です。

 

1-1.外壁塗装の役割

外壁の塗装にはさまざまな役割があります。なかでも大きな特徴として「見た目が美しくなる」「住宅の耐久性向上」があげられるでしょう。また「断熱・遮熱性の向上」「防汚性の向上」を加えた、4種類の役割がよく知られています。

 

つまり外壁塗装は住宅の壁面を保護し、外壁の耐久性を向上させ汚れが付きにくくする効果もあるのです。定期的な外壁塗装は外壁が長持ちするとともに、建物本体の寿命を延ばす効果も見込めます。

 

建ててから時間が経過した住居でも、新たに外壁の塗装を行うと新築のときのような、美しい外観が蘇ります。またそれまでの外壁の色を一新すると、それまでとはまったく違う雰囲気の住宅にリフォーム可能です。

 

2.外壁塗装の手順

一般的な外壁塗装は壁面を完璧に洗浄しきれいにした後、下塗り→中塗り→上塗りの順で行います。下塗り作業は「プライマー塗装」です。プライマーは下地と塗料の接着力をよくするため、接着剤の役割を果たす塗料です。塗料の接着力をよくするための、重要な工程になります。次の中塗りは上塗りと同じ塗料を使用します。膜厚を確保するための塗装作業です。

 

最後の上塗りは膜厚を確保するために行います。それまでの塗装ムラなどをきれいに補修します。上塗りは仕上がりの見た目となるため、確かな技術力と丁寧な作業が必要です。

 

3.外壁塗装のひび割れの原因

3層に分けて丁寧に塗装された外壁にも、ひび割れが発生します。ひび割れはさまざま奈原因で起こるものです。ここでは外壁のひび割れにおける、主な原因について説明しましょう。

 

3-1.ヘアークラック

ヘアークラックは幅0.3mm以下、深さ4mm以内のひび割れが該当します。モルタルやコンクリートの外壁に起こる、ひび割れの一種であります。ヘアークラックの原因は紫外線などの影響で、コンクリートやモルタルが乾燥し収縮や膨張を起こすことです。そして外壁の塗装表面に、ひび割れが発生することです。これは一般的に、経年による塗膜の劣化が原因と考えられます。経年劣化によって発生するヘアークラックのひび割れは、コンクリートやモルタルの建物によく見られる特性です。

 

3-2.構造クラック

耕造クラックは建物の本体の構造に原因があり、外壁の塗装にひび割れが起きるケースです。建物内部が原因して発症するひび割れといえます。このひび割れは住居の基礎の劣化、設計ミス・不十分な補強などが原因です。また地震・付近の線路や道路の振動など、外的要因でも発生すると考えられます。構造クラックは住宅の本体が原因して発生する、深いひび割れです。放置しておくと住居そのものが傾く可能性もあるため、早期に対応しましょう。

 

3-3.乾燥クラック

乾燥クラックはモルタル壁やコンクリート壁によく見られるクラックです。モルタルやコンクリートは水を使用した湿式工法だけに、クラックがみられやすい外壁材です。施工後の乾燥過程で水分が蒸発すると、外壁に収縮が起こりヘアークラックを生じさせます。これが乾燥クラックです。

 

3-4.縁切れクラック

縁切れクラックは外壁塗膜に原因があり、モルタルの外壁に多くみられるひび割れです。外壁塗装が天候などのさまざまな影響で中断され、時間が経過してから作業を再開したときに起こります。塗装した塗料の乾燥に差が生じて、ひび割れの原因となります。縁切れクラックは作業工程の進め方の問題です。塗装職人が十分に注意を払えば、ある程度防げるクラックといえるでしょう。

 

3-5.開口クラック

開口クラックは窓枠の周辺に発生するひび割れです。地震の揺れやゆがみが原因で起こります。窓枠は外力が上下左右からかかるので、クラックが発症しやすい場所です。開口部分のひび割れは雨水がとおりやすく、放置するとひび割れから雨水が侵入します。開口クラックは発生する場所で補修方法が大きく異なります。気が付いたらすぐに専門業者に依頼しましょう。

 

4.まとめ

外壁塗装のひび割れは外壁本体に使われる材料の特性で、ひび割れが発生することもあります。髪の毛ほどのヘアークラックであれば、時間をかけて対応も可能です。しかしそれ以上のクラックは早期に対応することが求められます。外壁塗装は紫外線を防ぐ効果があります。住宅の外観を形づけるだけでなく、住宅の建物本体を守る働きもあるのです。そういった外壁の塗装も、経年劣化からひび割れを発生することがあります。さまざまな原因で外壁塗装はひび割れがあらわれるものの、早期にメンテナンスすることで、外壁とともに建物の寿命も延びるのです。

 

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