外装リフォーム(屋根・外壁・ベランダ)で発生する不具合はこれ!

外壁や屋根で起きる不具合とは 

状態が悪いこと(中には不良品)を指すことが多いですが、建物においては劣化の意味でつかわれることが多いです。

それでは外壁における不具合を上げていく前に予備知識です。

◎強風や大雨などで「屋根が飛んだ、雨樋が壊れた、雨漏りしてしまった」などこれらはその自然災害によって引き起こされていますが、原因は異なります。

例えば、屋根材を固定している釘が浮いてしまっていたり、雨樋が塗装によるメンテナンスがされていなく弱くなってしまっていたり、ルーフィングが機能していなかった、ひび割れができていたなど建物の各所の機能・性能の保持がされていなかった結果、被害が出てしまっていたと考えられます。

 

そもそも求められている機能・性能はどんなものがあるのか

①耐風圧性能

②耐衝撃性能

③防耐火性能

④遮熱性能

⑤発生音遮断性能

⑥耐熱伸縮性能

⑦耐雪性能

 

不具合の一覧 

1)雨漏り

  1. 屋根や外壁、ベランダの各所から侵入した雨水による染み
  2. 天井や窓のサッシ上部からの雨水の滴下
  3. 屋根裏や壁の内部に雨水が滞留することでの下地や躯体木部の腐朽からの強度低下

上記の滞留した雨水により内部結露の発生

2)結露

・窓ガラス部分や建具枠部分の結露の水が流下し、付帯する内装材に汚れやカビの発生をもたらす

・野地板の裏面や壁の内部の低温部分で発生する内部結露の水分による下地や躯体木部の腐朽からの強度低下

・断熱材の湿潤化による断熱性能の低下

 

3)機械的損傷

・強風による屋根材の破損、釘の抜けによる飛散、躯体への緊結力が弱まった棟瓦の脱落、これの発生により屋根の防水機能の欠落が生じ、雨漏りの恐れあり

・大屋根から破損、飛散、脱落した屋根材が下屋根や近隣への二次被害

・熱伸縮や調査・点検・工事時に屋根上に上ったことによる損傷

 

4)ひび割れ(クラック)、剥離(はがれ)、変形

・建築資材の経年による寸法変化

・下地の動きによって生じる外壁のひび割れ(揺れによる外壁とサッシの衝突、サイディング間の衝突、建築時の釘打ちなど)

・シーリング目地のひび割れ、剥離による雨水の侵入

・湿気による反りや膨れ

 

5)美観の変化

・紫外線による仕上げ塗膜へのダメージからのチョーキング、退色

・ほこりの蓄積や藻・苔の付着による変色、またそれに伴う湿気の発生

6)異音

・屋根面上への雨滴の衝突音の発生

・外壁通気層内部の気流により防水シートが振動することによって風音の発生

・屋根下地の劣化による隙間からネズミやハクビシン、コウモリなどが入り込み移動音やその排泄物によって周辺木部の腐朽が発生

・あるいはおばけがいるのかもしれません。。。。その場合は建物への影響どころ話じゃありませんね (‘ω’)  by 営業:山本

 

 

 

不具合に対しての解決策は?

1)雨漏り

雨水が入ってきてしまっている入口をふさぐこと、そしてその雨漏りが止まったのか確認することが何よりも大事です!雨漏り発生箇所によって検討するべき処置は異なることもポイントですね。
例えば屋根からの雨漏りでしたら「屋根カバー工法」や「屋根の葺き替え」、難しいですが場所がしっかり特定できるのであれば部分補修もありです!外壁からでしたらしっかりとシーリング材を注入することが重要です。などなど、知識や経験のある人を除いて、非常に危険を伴う可能性がありますので基本的にはDIYで解決できるものではありません。そのため、雨漏りが起きてしまった場合には工事店やKAPENにご相談されることが望ましいです。

 

 

 

 

 

2)結露

結露を解決するために簡単にできる範囲からご紹介すると、「こまめに換気をする」「室内で干すならば浴室でする」「水気のある観葉植物や水槽は窓際に置かない」などです。少しレベルアップするなら「窓用ヒーターを設置する」のも良いです。

持続的に結露防止を望まれる場合には費用は掛かりますが、「内窓・インナーサッシ・二重サッシ・二重窓の設置」「ガラスを複層ガラス・ペアガラス」は一度工事をしてしまえば持続的に効果が出ます。

あとは個人差がありますが、結露防止シートや結露防止スプレーを使用されるケースもあるようです。

 

3)機械的損傷

多くが自然災害によるものであり、その多くが屋根上での損傷となります。損傷している可能性のある状態ですのでご自身で屋根上に登ってみるのは非常に危険です。必ずお知り合いの業者や近くの工事会社または私たちKAPENに「この間の台風・地震・強風で屋根が心配なので点検してもらえないか」などとご相談してください。もし仮に通りかかった知らない営業マンや職人に屋根が危ないなどと埼玉県警でも取り上げている訪問販売業者に言われても話を受けずに先程と同様にご相談されることがトラブル回避の秘訣です。

 

 

 

4)ひび割れ(クラック)、剥離(はがれ)、変形

外壁のひび割れは樹脂やシーリング材の注入が効果的です。「表面をふさぐ」のでは効果がなく、ひび割れの内部に注入しなければ意味がありません。

1階部分で手が届く範囲をDIYで直されたい場合には、シリコンではなく、〈変成シリコン〉系のシーリング材を使用されることを推奨します。

シリコン系のシーリングでは塗料をはじいてしまうので、補修以降に外壁塗装をしたいとなった場合に少し苦労をしてしまうことになります。

ポイントとしては、ひび割れの中にシーリング材を隙間へ押し込むことを意識されると良いでしょう。

しかしながら、そのような意識のもとで一般の方が実践してみても隙間にほとんど入っていないケースが多いので、プロに依頼し、1階だけでなく、高いところも補修してもらうことが望ましいと言えます。

既存のシーリング材が剥がれてきている、ひび割れてきている場合にはそのシーリング材を取り除き、新しいシーリング材を充填します。

 

 

 

 

5)美観の変化

「チョーキングが発生してしまった」ということは「塗装の効果がなくなった」ということを表しています。色が白んできて印象が変わってしまったことの他、建物を紫外線から守っている塗装の効果がなくなっていることになります。

その場合には外壁塗装、屋根塗装をしてあげることが最善であり、放置をすると状態が悪化し、最悪の場合には外壁がボロボロと剥がれてきてしまうことにもなりえません。

コケが発生してきた、排気ガスや埃などの汚れが目立ってきたときには高圧洗浄を行いましょう。程度によっては完全には落とせないこともありますがある程度は落とせます。ここで注意してほしいのが、高圧洗浄をすると綺麗にはなるのですが、汚れなどを落とすと同時に洗浄した箇所を傷付けてしまっています。そのため、高圧洗浄をするのであれば外壁塗装を近いうちに実施されることが望ましいです。

 

6)異音

動物の移動音や鳴き声でしたらわかるかもしれませんが、それ以外の構造に関係している異音についてはお伝えすることが難しいので専門家に判断を仰ぐほかありません。

 

最後にお伝えしたいこと

建物の不具合の直し方は、インターネットで調べてみても具体的にはわからないことが多いと思います。

私たちKAPENに限らず、工事店はご相談いただけましたらアドバイスを差し上げることもできますし、お見積りをして、工事をお任せいただくことも可能です。

ご相談したからといって強引に工事をしましょうと営業することはありませんので相談相手としてもご活用いただけますと幸甚です。

 

KAPENでは外壁・屋根塗装をはじめ様々な施工をさせていただいております。詳細は下記メニューよりご確認いただけますと幸いです。