外壁塗装は「まだするな」と言われる理由とは?適切なタイミングも解説!

何だか外壁が薄汚れてきた、小さなひび割れが見つかった、そろそろ塗装を依頼する目安の年数になるなど、外壁塗装を依頼しようか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。ところが、プロである塗装の専門業者に塗装を依頼した時に、「まだしない方がいい」とアドバイスを受けるケースがあるのです。そこで今回は、外壁塗装を「まだするな」と言われる理由や、適切な外壁塗装のタイミングについて解説していきます。

 

1.外壁塗装を「まだするな」と言われる理由とは?

外壁塗装を依頼したものの「まだするな」とアドバイスを受けるケースは、次のようなものが考えられます。

 

1-1.劣化の程度が軽微

経年劣化などで、「ヘアークラック」という小さな塗装の剥がれやひび割れができることがあります。このヘアークラックを見つけて慌てて外壁塗装を依頼した場合、「まだしなくていい」と言われることでしょう。というのもこのヘアークラックは軽微なものであり、住宅全体を塗装しなくても簡単に補修ができるものなのです。

 

1-2.外壁塗装に適していない季節

外壁塗装をするのには、適した季節があります。外壁塗装を依頼したタイミングが外壁塗装に適さない季節だった時、季節的にまだしない方がいい、適した季節まで待った方がいいと言われる場合があります。

 

1-3.築年数が8年未満の住宅

新築からまだ8年未満しか経っていない住宅の場合、外壁塗装の必要がないケースが大部分です。築8年未満なら、まだコーティングの塗膜が劣化する前の段階であることが多く、外壁塗装を依頼しても「まだしない方がいい」と言われることでしょう。

 

1-4.前回塗装工事をしたのが5年未満

どのようなグレードの塗装をしたのかにもよりますが、現在では、耐久性が10年から15年あると言われる、シリコン塗料以上のグレードの塗料が採用されることがほとんどです。前回の塗装からまだ5年しかたたないような場合には、まだ外壁のコーティングがしっかり残っているので「まだ外壁塗装の必要はない」と言われるはずです。

 

1-5.無機・セラミックコーティングの外壁を採用している

無機・セラミックコーティングの外壁は、まだ劣化が見られず光沢が見られる状態で塗り重ねるとうまく密着せず剥離が起きてしまいます。一般的な塗料と比べて5年以上長持ちする塗料なので、だいぶ年月が経ったように思えて塗装を依頼しても「まだ必要ない」と言われがちなのです。

 

2.「まだするな」と言われない、外壁塗装の適切なタイミングとは?

タイミング的に「まだするな」とアドバイスを受けることもある外壁塗装ですが、それではどんなタイミングが外壁塗装を行うのに適切なのでしょうか。

 

2-1.外壁の劣化状態

外壁塗装は新築からおよそ10年で行うものだという一つの目安がありますが、最も大切なのは外壁の劣化状態を見極めることです。塗料の種類や、強い日差しが当たる・強い風が当たるなど住宅の建っている場所の環境などで劣化のスピードは異なります。そのため、10年経ってもきれいな外壁の住宅もあれば、10年経たずに劣化が始まってしまう外壁の住宅もあるという訳なのです。

 

「外壁の劣化状態」とは具体的には、外壁材表面の塗膜が劣化していないか、シーリング材が劣化していないか、外壁材が劣化していないかで判断します。外壁材表面の塗膜の劣化は、表面に白い粉が発生する「チョーキング」が起こっていないかで見極めるのです。外壁材の間を埋めるシーリング材の劣化は、破断やひび割れ、欠落や肉やせがないかどうかをチェックします。外壁材が劣化していると、表面に藻やコケが発生するので判断がしやすいでしょう。

 

ただしこれらは素人ではなかなか判断が難しいものなので、プロに点検してもらうのが一番です。

 

2-2.塗料の耐用年数

外壁に今使われている塗料によっても、耐用年数が異なることはご存知でしょうか。ウレタン塗料なら8~10年、シリコン塗料なら10~15年、フッ素塗料なら15~20年、無機塗料なら20~25年と、塗料によって実に耐用年数に開きがあることが分かるはずです。今外壁にどんな塗料が使われているのか分からないという人は、外壁塗装を依頼する前に耐用年数をチェックしてみるといいでしょう。

 

2-3.外壁塗装に適した季節

外壁塗装を依頼すると、およそ10日前後かかるのが一般的です。この10日前後は全て外で行う作業になり、作業に不向きな天候や季節もあるのです。

 

たとえば春は、気温も湿度も安定しているので外壁塗装をするのにベストな時期だと言われています。秋も良いのですが、秋には台風の心配があります。梅雨が明けた夏は、晴れが多く日差しもしっかりあって塗料が乾きやすいので外壁塗装がしやすい季節です。しかし、施工中窓を閉め切って過ごさなければならないため施主はクーラーを使う必要があるでしょう。

 

また、冬は日照時間が少なく気温も低いため、外壁塗装には向いていない季節だと言えます。外気温が5℃以下では作業自体できなくなってしまい、降雪がある地域では外壁塗装を受け付けていないケースも多いため、外壁塗装を依頼すると「良い季節まで待った方がいい」と言われがちなのです。

 

3.まとめ

外壁塗装を依頼しても「まだするな」と言われる場合もあります。そのため、プロの目でしっかり点検してもらい適切なタイミングを判断してもらって、外壁塗装を依頼するのがおすすめです。

 

埼玉県日高市を中心に多くのお宅の外壁塗装を手掛ける「株式会社KAPEN」では、一級塗装技能士の資格を持った外壁のプロが、外壁塗装の適切なタイミングもしっかり見極めてアドバイスさせていただきます。外壁塗装のタイミングでお悩みの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

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