外壁塗装に使用する塗料の種類は豊富にある!外壁におすすめの塗料を解説

新築でも10年ほど経過すると、外壁の汚れや傷などの劣化が始まります。少しでも長く住宅を良い状態で維持するために外壁塗装を行う必要があるのです。そんななか、塗料は進化していて多くの種類があります。

 

それぞれの塗料に特徴があり、メリットもデメリットもあります。今回は外壁の塗装に使用する塗料の種類や特徴に耐用年数などの紹介です。

 

1.外壁塗装に使う塗料の役割

外壁は外観の美しさを表すだけじゃなく、遮熱・遮断、防汚、耐久性の向上などの効果があります。遮熱は外気の高温が部屋に入り込むのを抑えて、部屋の温度上昇を抑制します。また、遮断は室内の熱が屋外に逃げないように保温や冷房を助けるのです。

 

外壁の塗装は防汚効果もあり、外壁に汚れが付きにくくし、汚れが付着しても落ちやすくするなど、外壁の建材を長持ちさせることにつながります。また、外壁塗装は雨や湿気、強風や衝撃などから壁面を守り、外壁のひび割れを予防し、雨漏りしにくい外壁にします。

 

2.外壁塗料の種類

外壁にはさまざまな機能や効果があることから、その能力をいっそう向上させるために、新しい塗料が開発されています。

 

現在、主に使用されている塗料は6種類あり、アクリル塗料・ウレタン塗料・シリコン塗料・ラジカル制御形塗料・フッ素塗料です。以下でそれぞれについて詳しく紹介します。

 

2-1.アクリル塗料

アクリル塗料の最大のメリットは価格が安いことです。また、カラーのバリエーションが豊富にあります。ただし、紫外線に弱く劣化が早く、耐久性はよくありません。耐用年数は5年~7年が目安です。最近は外壁塗装であまり使用されない傾向です。比較的短いスパンで外壁の塗り替えをしたいときや、初心者がDIY感覚で外壁塗装を行いたいときに向いています。

 

2-2.ウレタン塗料

ウレタン塗料は価格がリーズナブルで費用をなるべく抑えたいときに適しています。光沢もあり艶もあって、弾力のある質感が特徴です。ただし、ウレタン塗料は紫外線に弱く、耐用年数は10年~15年ほどです。 最近は外壁塗装に使われることはあまり多くありません。

 

2-3.シリコン塗料

シリコン塗料は、耐用年数・費用ともにバランスの取れた人気が高い外壁塗料です。シリコン塗料を選べば間違いないといわれるほど高評価があります。耐水性や耐熱性に優れ、雨水や太陽の熱線などにも強く、簡単に剥がれにくい塗料です。

 

シリコン塗料は種類があって、水性、油性1液型、油性2液型があります。それぞれで、耐久性や価格も異なります。通常は油性のほうが塗膜として強く、汚れが付きにくい傾向です。

 

2-4.ラジカル制御形塗料

ラジカル制御形塗料は、ラジカルという塗膜劣化の原因となる成分の発生を抑える力を持っています。耐用年数が12年~16年あり、汚染や紫外線に強くコストパフォーマンスが優れた外壁塗料です。

 

2-5.フッ素系塗料

最近人気になっている外壁塗装用の塗料が、フッ素系塗料です。紫外線や雨などに強く、耐候性も優れています。フッ素塗料は他の種類の塗料に比べると多少価格が高くなりますが、耐用年数は15年~20年と長くなります。

 

2-6.無機塗料

無機塗料はこれまでの有機物に加え、セラミックやガラスやレンガなどの炭素を含まない無機物を主成分とした塗料で、経年劣化にも強く、苔やカビも生えにくくなります。また、耐用年数は約20年~25年と長期間です。

 

無機塗料は塗装する際に塗装の技術力が求められ、優れた塗装技術を持つ職人の施工が必要です。無機塗料の塗装実績が豊富な塗装業者を選びましょう。ただし、無機塗料は高機能を備えているだけに、6種類の塗料のなかでは価格が一番高くなります。

 

3.外壁塗装は3回塗りが基本

外壁や屋根の塗装を施工するにあたっては、3回塗りが基本です。一度目が下塗り、二度目が中塗り、三度目が上塗りになります。大手塗料メーカーは、3回塗りで最も耐久性が発揮されるように塗料を設計しています。

 

3-1.外壁の下塗りは大変重要

下塗りは3回塗りの工程の中で一番大切といわれます。既存の外壁の劣化具合や塗膜の種類などを正確に見極め、下塗りに使用する塗料の種類を選定しましょう。下塗りに使用する塗料が最適でなければ、外壁塗装を行っても短期間で下塗りから塗料が剥がれることもあります。また下塗りを間違えると中塗りや上塗りで高性能な塗料を使用しても耐久性が向上しないケースもあります。

 

3-2.中塗り・上塗り

中塗りと上塗りの2回の工程を重ねることで、塗料が持つ性能を十分に発揮するだけの塗膜を確保できるようになります。また、塗装ムラを無くし、塗膜を均一に塗装することもできるのです。なお中塗りと上塗りは、しっかりと下塗りを乾燥させた後で行うことが重要です。優良な外壁塗装業者は、このように3回塗りを守って外壁塗装作業を行います。外壁塗装を依頼したときは、3回塗りを確認しましょう。

 

4.まとめ

外壁塗装に使用する塗料は、6種類がメインで、それぞれの塗料について特徴を紹介しました。年々、塗料は進化し耐用年数も延びて、10年以上も効果が続く塗料もあります。外壁塗装は建物を保護する機能も備えており、外壁は定期的にメンテナンスしましょう。

 

「株式会社KAPEN」は、埼玉県日高市旭ヶ丘にあるリフォーム会社です。住宅の外装リフォームや外壁や屋根の塗装も承ります。一級塗装技能士、二級建築施工管理技士の有資格スタッフが在籍し、予算や対候性、機能性などを熟慮し、ご提案させていただきます。住宅に関するさまざまなリフォーについてどのようなことでも弊社へご相談ください。

 

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