強風の屋根被害

今回は強風で飛んだ屋根被害を取りあげてみましょう。

最近、強風が吹きますね。一般的によほどの事がないと屋根が飛ぶことはありません。屋根が飛ぶということは、飛ぶ前にかなり不具合があったと考えられます。屋根を留めている金具やクギが無くなっていて、これまでも風が吹くとバタバタ動いていたとか、隙間や穴が開いていたなど、何らかの理由があります。

新築で飛んでしまうこともあります。以前、宮崎県で起きた竜巻の映像で竜巻の通過した場所のみ屋根が無かったり、家自体が壊れたというのを見ました。こうなると不具合の問題ではないです。自然災害ということになります。

今回の建物はとても古い建物で納屋のように使われているようです。またメンテナンスはあまりされていなかったようです。

右側の屋根と 中央の屋根が壊れていますね。周囲を見ると風当たりは良い場所です。その為、老朽化していたところを強風で壊されてしまったようです。

屋根自体に断熱材も入っていました。トタンが貼ってあった板はだいぶ傷んでいます。端の部分の釘がゆるくなり板とトタンの間に強風が入って捲れてしまったのですね。

強風時、窓を開けておくとその窓から風が入り、抜けようと屋根を飛ばすことがあると台風接近前のニュースで話していました。台風被害のある地域は雨戸がある家が多いですね。建物を見ていると各地域の特性が見えてきます。

強風後は一度点検をしてみましょう。屋根の下に住んでいるとみえないので、外周を回り、少し離れて屋根を見てみましょう。また、強風時にカタカタやミシミシと音がしたなど、気になることがあったら、無料点検をおススメします。

最近では、放置されている空き家の問題も起きています。空き家になるとあっという間に建物は劣化していきます。こまめな空気の入換をする事で劣化速度は変わってきます。

空き家のメンテナンスと管理

多くの自治体で空き家の有効活用なども行っているようです。家を売りたい場合も綺麗な中古住宅から売れていきます。

ちなみに日高市は空き家を地域のボランティア団体などに貸すと固定資産税が免除になるとか?! 詳しいことは良く分かりませんので市役所に問い合わせて聞いてみるのもいいかもしれませんね。

空き家を貸す代わりに管理を行ってもらう。空気の入換や掃除をしてもらえたり、除草などをしてもらえれば、空き家の管理も少し楽になりそうです。

建物の管理について

住宅密集地では、壊れた建物がご近所にご迷惑をかけることがあります。庭に落ちたくらいならまだマシですが…。お隣の家や車を壊したり、けがをさせてしまったり…。一定期間過ぎた建物はやはりメンテナンスが必要です。住んでいる建物でも、空き家でもリスク回避の意味で行ってください。

KAPENの無料点検は!!

遠方にお住いのご家族様からのご依頼も大丈夫です。思い出のある建物を安全に管理していけるといいですね。KAPENはそのお手伝いをおこなえます。気楽にご連絡下さい。

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