ご連絡があったのは桜が満開の頃でした。訪問販売の塗装業者より「そろそろ時期ですね~」と言われたので気になり信頼できる塗装会社に再度点検を兼ねて調べてもらいたいとのことで、㈱KAPENにご連絡を頂きました。訪問日を決め現地調査に行くと素敵なデザインのお宅でした。
ドローン無料診断
現地に伺うと綺麗な平瓦の大きな屋根でした。KAPENではできるだけ足場のない屋根には上がらないようにしています。安全上と屋根を守るためです。早速ドローンを使い点検へ!「お~屋根が綺麗」が第一印象。大きな面に平瓦が綺麗に並んでいます。瓦屋根の良さが出ています。そんなことを感じながら点検をスタート。
ドローン点検の映像です
棟の端にあるのが鬼瓦です。最近は鬼の顔つきではなく大きさも小さ目です。これは棟の端から風で土ホコリや雨が入らないようにしています。ここから雨が入ると雨の道筋がどのようにでき、家のどこから雨漏りするか分かりません。その為、屋根の雨漏りになりそうな箇所はしっかり補修修理することが大切です。
この様な鬼瓦があると泥などは溜まらず雨も入らないのでコケも出ません
おや?棟の端にあるはずの鬼瓦がなくコケが??どこかに落ちたのか?他の鬼瓦の接続部分の漆喰が少し心配です。ここより上の屋根から雨が下へ流れていきます。このように中は段差ができているので隙間に土ホコリが溜まっていきました。そしてコケやカビが発生しています。どのように補修するかをお客様と相談です。ここ以外にも鬼瓦の設置個所に隙間がある所を補修することになりました。
鬼瓦がない…。コケがしっかり成長しています。
漆喰で穴を塞ぎ雨・土ホコリが入らないように
参考資料 用語集より: 鬼瓦とは
お客様のお宅は高台の住宅地にあり陽当りも風通しもいい環境です。外壁の確認をすると下の方にコケが付いていました。お隣の建物があることで風を遮っています。また、植栽を住宅地で求めるところもあったり、目隠しの為の垣根もあるので地面に近い場所はコケやカビが発生しやすいのは住宅地の特徴です。
施工開始
足場を作り、メッシュシート(飛散防止用ネット)を設置しました。メッシュシートの役割は、現場の作業員を危険からできるだけ防止するだけでなく、通行人や建造物などの危険や損壊を防止するためのものです。
例えば!作業中に使用していたものが落下してしまうと、足場で作業している作業員だけでなく、その近くにいる作業員や通行人などにあたり怪我につながらないようにするものです。
緑のコケが付いています。地面に近い所は湿度が高く風通しが少し悪いようです
高圧洗浄してます。
コーキング材の劣化
コーキング材を新しくします
ベージュからグレーへ
シックで落ち着いた雰囲気に
高圧洗浄機で汚れやチョーキングを落とす ⇒ 古くなったシーリング材を全て取り除き、新しいシーリング材を充填 ⇒ 汚してはいけない箇所を養生 ⇒ ここから塗装作業に移ってまずは下塗りを実施(これは外壁とこのあと2度塗る塗料をしっかりと付けるための接着剤の役割りをするものです。) ⇒ 次に中塗りをして1回目の色付け(外壁材の模様である凹凸にしっかり塗料を塗っていきます。) ⇒ そして最後の上塗りで塗りムラがないように丁寧に塗装して仕上げです!
参考資料:ブログより 屋根の悩みを聞いて~塗ったばかりなのに?!~
完成 Before & After
最終点検で塗り残しや手直しが必要ないところがないか確認し、足場を解体。
足場を解体してリニューアルした住宅をいざお披露目!
下は元々のブラウンカラーをクリヤー塗装で活かし、上はグレーカラーでシックにしたツートンカラーに生まれ変わりました!
印象もガラっと様変わりしてお客様も大変お喜びいただけ、大満足の出来栄えです。
他の施工事例もありますので下記のアイコンから見てみてくださいね!