サイディングとは

建物の外観を仕上げる材料です。近年では色もデザインも増えています。外壁カバー工法で既存のサイデイングの上に新しいサイデイングを張ることで断熱・防音効果も上がります。見た目も新築のように見えます。

デメリットとしては、

・元の外壁の状態が確認できなくなる

これは一番重要なことで仮に元の外壁に水が入り、腐食してしまっている状態で原因を解決せずに外壁をカバーしてしまうと元の外壁の劣化は止まらず状態が悪化していくばかりとなります。

壁だけの問題では済まなくなることもありますので、外壁カバー工法をされるのであれば必ず現在の外壁に不具合が起きていないことを専門家に点検してもらってからにしましょう。

 

・構造計算されているが、かなりの負担が建物に加わる

総重量が増える分、耐震性が下がります。

 

外壁カバー工法はあくまでも意匠性・断熱性・防音性の付与をするだけとなりますので、決して建物の耐久性をよくするものではありません。

内部結露が発生したり、外壁カバーをしたことによって雨漏りするようになったり、外壁が崩れてしまったりすることは実際に起きています。

 

どのような工事においても共通していますが、まずは現在の不具合箇所や弱くなっている箇所を正しく専門家に診断してもらい、適切に解決されてから実施されることが公開しない秘訣です。

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