外装、屋根や外壁において異なる部位が交わる部分のことや外壁と開口部が交わっている部分を指します。
屋根と壁の交わり部分や屋根のトップライト部分やベランダと外壁の交わり部分等々多くの取合部分があります。
この取り合い部というのが雨漏りにつながることが多い場所になります。
水の流れが取り合い部に集中するため、防水の処理であったり、雨押えや水切りの処理であったりなど工夫が必要な大事な場所なのです。
窓の上にある庇(ひさし)も工夫の一つです。
この窓の取り合いの防水処理は海外と日本で実は異なっています。
≪ 海外 ≫
透湿防水シートを最初に全て張ってから窓サッシ枠を取り付ける : 先張り方式
≪ 日本 ≫
海外とは真逆で先に窓サッシ枠を取り付けてから透湿防水シートを張り、そのシートとの間を防水テープで防水処理していく : 後張り方式
どちらの場合でも使用する材料の正しい納めと施工が大切となります。
☆バルコニー・ベランダでも雨漏りが発生することも多くあります。
原因としては
①床の防水層が機能しなくなってしまった
⇒ひび割れや剥がれ、浮きなどが症状として見れます。
②床から跳ね上がった雨水がバルコニー入り口のサッシ下端にかかり、雨水が浸入
⇒防水の劣化による場合と当時の防水工事が適切なものでなかった場合が考えられます。
「天井や壁に染みができてるなぁ、でも漏ってるわけじゃないから大丈夫か」
⇒ 結露の場合もありますが、どこかしら雨水が入り続けている可能性が高いです。
「塗装工事をする前は染みたり、ポタポタ水が垂れていたけど塗装工事をしてから止まったなぁ」
⇒ 塗装工事では防水工事になりません。雨水の侵入口に対して適切な処理をしていれば安心ですが、されていない場合は水の流れが変わってしまい、別の部分で水が抜けずに溜まり続けてしまっている可能性があります。
「外壁にひび割れとか目地のシーリングに隙間ができているけど今のところ何も不具合出てないからまだ大丈夫かな」
⇒ 表面化されていないだけで状態が悪くなっています。早めに適切な処理をしましょう。
私たちKAPENは建物の維持管理・保存の目線から適切に処理方法、材料をご提案します。
状態が悪くなればなるほどに作業量、関わる業種、材料の量が変わり、費用が高くなります。
安くメンテナンスをされたい場合にはこまめにお手入れをしていきましょう!
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