LCC:ライフサイクルコスト

LCC :ライフサイクルコスト(Life Cycle Cost)=生涯費用とは住宅でいえば、その住宅に住み続けるうえで発生する費用のことを指します。

その費用の例としては

・光熱水費等の運用費や管理費

・状態を維持するための保全費:塗装工事 等

・不具合を解消するための修繕費:自然災害による損傷に対する復旧、雨漏れ、経年劣化 等

・水準向上のための改善費:新型のキッチンやユニットバス交換、遮熱・断熱工事 等

といったものがあげられます。

 

住宅の工事を検討する場合には、大半の方が内容を調べずに見積金額の安さで意思決定をされます。

電気会社の選定、ガス会社の選定、携帯電話のプラン、美容室・1000円カットの選定、旅行のプランの選定など

このあたりの意思決定については反対に大半の方が金額に対してどのような内容や評判なのか下調べをし、

吟味したうえで選択をされています。

 

ではなぜ、住宅:主に設備以外の内外装については製品や内容を確認されないのでしょうか?

答えは日常に及ぼす支障の大小に関係しているのではないでしょうか。

光熱水費は定期的に金額を目にし、美容室は毎日の身支度に関係しています。

 

塗装工事を例にあげますと、

「10年程度しか機能を保てない80万円の工事」と「20年程度保持するが130万円する工事」では6~7割の方が前者を選択されるように感じます。

20年間住み続けると考えた場合に、前者では2回工事が必要となり「160万円」、後者では1回のため「130万円」

月単位で換算すると前者は「6660円」、後者は「5410円」と単体ではなく、長期的に居住する点では大きく金額差が出てきます。

 

《どこかしらの部位がダメになり、修繕が必要になったら意味ないじゃないか》という方も中にはいますが、

これは前者でも後者でも同じことです。

 

ただ綺麗さ=美観だけを追求されたい方には前者の内容が適合しているかもしれません。

住宅を長期寿命化されたい方は圧倒的に後者が望ましいと言えます。

もちろんのこと、前者でも間違いではないですが損をしていると言っていいでしょう。

 

評判がわからず、全くの同じ製品・同じ工法でしたら安い見積もりを選択されると相見積の効果が発揮されていると言え、安く良いものを選択したと言えます。

どのような効果があり、どれくらい保つのか、どのように既存の下地処理をして進めるのかなど安くても高い買い物です。

工事会社はあくまでもお客様が理解されたかどうかに関係なく、お客様より依頼された内容の工事を請負って工事をするので

劣化箇所の処理について打ち合わせですらも触れていなければ、何もせずに進められてしまいます。

 

KAPENではそのようなことはあり得ませんが、そのような会社があったとしてもその会社が100%悪いわけではなく、

その内容で決定された依頼者側にも非があると言えます。

 

ジムでもHP制作でもあらゆるジャンルで同じことが言えますが、

入会、契約、依頼したから万全の状態になるものではなく、消費者側の行動や知識も合わさって初めて万全の状態へとなるのです。

 

 

 

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